今年４月に入り、コロナの影響をモロに受けていらっしゃる飲食店などから
融資のご相談が殺到しております。

その中でもご質問として多いのは
「ウチはどれぐらい借りれるものなのか？」というもの。

３月下旬、まだ制度が出始めのころは、
「月の売上の４か月～半年程度」を目安に
アドバイスしておりました。

実際、夏のオリンピックが延期されたという事実から、
コロナの影響も夏頃（半年程度）まで影響が継続するかもしれないという想定は
金融機関にも説得力のある説明となり、実際その程度の金額は融資は下りていました。

ところが、最近は少し動向が変わってきています。

金融機関の融資に保証してくれる「保証協会」の
最新のコロナ保証審査の金額基準として、
「月の固定費の６か月分」
という金額基準が示されています。
月の売上ではなく、主に、家賃や人件費などの固定経費です。
確かに、休業や営業を縮小すれば変動費は大幅に削減できますので
合理的な考え方と言えます。

金融機関サイドもなんでもかんでもジャブジャブ融資するスタンスではなく、
本当にいくら必要なのかしっかり見極めています。

この機に乗じて、なんとか資金を引っ張りたいというスタンスではなく、
後の返済のためにも必要額をしっかり見極める必要がありますね。